場面緘黙症のこと④

 

ももやんです(^^)/

今回は、場面緘黙症のことパート④で・・場面緘黙症の診断基準や発症率のことを書いていきたいと思います。

以下、かんもくネットよりの引用です。

~診断基準~

DSM-51(2013)(米国精神疾患の診断・統計マニュアル)では、「選択性緘黙」という名称で記載されています。診断基準は下記です。

1)家などでは話すことができるにもかかわらず、ある特定の状況(例えば学校のように、話すことを求められる状況)では、一貫して話すことができない。

2)この疾患によって、子どもは、学業上、職業上の成績または社会的な交流の機会を持つことを著しく阻害されている。

3)このような状態が、少なくとも1か月以上続いている。(これは、学校での最初の1か月間に限定されない)

4)話すことが出来ないのは、その子がその社会的状況において必要とされている言葉を知らない、または、うまく話せないという理由からではない。

5)コミュニケーション障害(例えば吃音症)ではうまく説明できない、また、自閉症スペクトラム障害、統合失調症、またはその他の精神性障害の経過中以外に起こるものである。

自閉症スペクトラム障害などの発達障害とは異なります。知的障害、自閉症スペクトラム障害の場合は、そちらが優位の診断となります。言語面の問題やコミュニケーション障害が、話せないことに影響していないか、慎重な鑑別を要します。これは、他に支援すべき症状や障害を見過ごさないようにするためです。また、場面緘黙は社交不安症の一形態であるという説や、社交不安との合併が多いことが報告されています。

~発症率~

調査によってばらつきはあるものの、日本ではこれまで0.2~0.5%とされてきました。アメリカのマスコミは0.7%という調査結果をあげることが多いようです。

ほとんどの報告で男児よりも女児に多くみられます。

発症率のばらつきは、地域差だけでなく、調査方法(調査対象・場面緘黙の定義とその解釈・除外診断の有無)や人前で話さないことを問題視する文化かどうかも影響するのではないかと思われます。

 

他のコミュニケーション障害、自閉症スペクトラム障害などを持ち合わせていると、それが話せないことの原因になっている場合があり、緘黙症はそれとは別物・・ということになります。なので、そこの見極めはそれぞれの障害への支援を見過ごさないためにとても重要になってきます。

場面緘黙症は、社会不安症の一形態であるという説や、社交不安との合併が多い・・と書かれているように、社会的環境に置かれるところでの緊張や不安が高いことが、発症する要因になっていると言われています。

そうです・・娘も家族や親しい人と関わる場所以外では緘黙発症率が高くなります。本人も言ってますが、色々相手の反応を考えすぎたり・・不安や緊張、恐怖感から話せなくなると・・。それ以外は特に問題なく日常生活は送れているのです。

分かりづらいですよね(-_-;)外から見てる限りでは・・。なので、本当にやっかいなものだと思ってます。この緘黙症・・・

でも、だからこそ、「なんかおかしいな?」と思ったらその原因を探るべくしっかり勉強・・というか知ろうとしないといけないと思うのです。本人は自分が悪い・・と自分のせいにしてしまうことも多いので・・そうじゃなくて原因があるんだよと・・自分を責める必要はなということを・・正しい理解を、身近にいる人も本人にも伝えてあげないといけないんじゃないかと思います。

発症率は、その国の文化や調査方法などからばらつきがあるようで、あまりはっきりした情報はないようです。性別では、男子より女子の方が多い・・と報告されていますね。

確かに・・場面緘黙関連の書籍やブログなどを見ていても、体験談など書かれている人は女性の方が多いような気がします。うちも、娘ですしね・・(;^ω^)

こうやって、1つ1の情報を目から耳からしっかり入れて、正しい理解を自分でも出来るようにしていきたいなと思います(*^-^*)

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。