場面緘黙症のこと①
ももやんです(^^)/
今回は、「場面緘黙症」について、私が読んだ本やネットkらの記事を抜粋させてもらいながら、書きたいと思います。
私が緘黙症という言葉を知ったのは、娘が不登校になってからです。今回書き綴っていく中で、過去記事と重複するところもあると思いますが、どうぞ、ご了承下さいませm(_ _)m
娘に場面緘黙症という診断名がついたのは、小学校6年生の時・・。不登校になったのは、3年生の夏休み明け。原因がわからず、不眠・過食・イライラ・・などの症状がひどかったので、それに当てはまるものはないかと調べまくりました。
不登校になりやすい子の気質や傾向なども、本を読んで知りましたが、具体的な対策方法がわからず、先の見えない状態で・・とにかく、その時その時で、これ・・と思う方法をもって娘と関わってきました。ちゃんとした原因がわからないので、どうしていいのか正直わかりませんでした。ずっと手探り状態・・・。
それが・・娘がやっと自分から病院へ行くと言って、今の担当医に出会い、「場面緘黙症」という診断名がついて・・。先生からの話や、自分なりに理解しようとしてきた「場面緘黙症」のことを知る中で、やっと先が言えてきたというか、未来の娘の姿はどうあってほしいのか・・「場面緘黙症」という事実を抱えながら、娘が娘らしく生きていける為にはどうしたらいいのか・・ということを具体的に考えられるようになってきました。
同じように手探り状態の中、少しでも、頑張ってられるお母さんたちのお役に立てることができたら・・と思っています。
~場面緘黙症とは~ (以下、かんもくネットより引用)
家庭ではごく普通に話すのに、幼稚園・保育園や学校などの社会的な状況で、声を出したり話したりすることが出来ない症状が続く状態を言います。身体が思うように動かせない緘動(かんどう)という状態になることもあります。話せない場面は様々ですが、発話パターンは一定しています。場面とは、「場所」「(そこにいる)人」「活動内容」の3つの要素で決まります。
海外では、場面緘黙は小児期の不安障害であり、「自分が話す様子を人から聞かれたり見られた梨することに恐れを感じる」恐怖症の一種ととらえ、治療や支援を行うという考えが主流となっています。
自分の意思で「話さない」わけではありません。「話せない」のです。これは、誤解が多いポイントです。これまでは、「場面緘黙は大人になれば治るもの」と考えられていました。しかし、適切な支援なく学校生活を過ごした場合、長期にわたるストレス状況から、うつ的症状や、不登校などの二次的な問題へとつながるケースも見られます。海外の資料によれば、たとえ発話が出来るようになったとしても成人後に社会不安障害などの不安障害に悩まされることも多く、早い時期からの適切な対処の重要性が強調されています。
~場面緘黙症の程度~
場面緘黙とは、特定の状況(例えば家庭)で全く自由に話せるのに、特定の状況(例えば、園や学校)で話せないことが1か月以上続く状態を言います、「園や学校のクラスで、発表や音読が出来ない」「園や学校で、友達と話せない」「園や学校で先生と話せない」場合、場面緘黙の可能性があります。先生や大人とのみ話せる場合や、音読や発表のみ小声で出来ている場合は、厳密な診断基準に当てはまらないかもしれません。しかし、少し話せている場合、かえって理解や支援が受けにくく、場面緘黙症発症や他の症状発現のリスクが高まります。クラスでの孤立や不安の高まりによって、小学校高学年以降に場面緘黙が出現するケースもあります。
場面緘黙症児は行動が抑制されており、たいへん大人しく見えます。学校側が困るということが少ないために、場面緘黙やその傾向があっても見落とされがちです。本人はたとえ学校で困っていても、家庭で自分の症状について話し合うことを避ける傾向にあります。保護者は園や学校での状態を知らず、場面緘黙に気づくのが遅れがちです。保護者も行動を抑制しがちな気質を持っていることが多いと言われており、学校に協力を求めることを控えがちと思われます。
私も、初めの頃は色々ネットで調べていて、そこに書いてあった記事を見て、「緘黙症は大人になったら治る」と思っていました。けど、このかんもくネットのサイトや場面緘黙症のことに詳しいといわれる高野潤野さんの本を読んだりする中で、それは違うんだと思いました。長年続けられてきた研究の結果、解明されたことも多くあり、昔言われていたことが違っていたと・・治るってこともそうだし、家庭環境に原因があるだとか・・言われていたことも。本人がもともと持っているもの。一種の不安障害だと。
うちの娘は、小学校に入ってしばらくは話が出来ていたし、少ない人数の仲良しグループの中では喋れていて・・学校生活の中でそれほど困っている様子はなかったと先生も言ってたぐらいで・・それも、記事にあるように、気付きが遅れた原因ではないかなと思う。結果、不登校になって高学年での緘黙症発現ケースになってしまったのではないかなと思います。
うちの場合は、不登校になってから緘黙症がわかった・・頑張って行き続けて、行かせ続けていたら・・うつがひどくなっていたんじゃないかなと・・実際、「この子、小児うつなんじゃないかな」と思うところもあったので。遅い段階だったと思うけど、気付けてよかったです。ほんとに・・。
学校に協力してもらうといっても、本人が行かなかったので、いわゆる学校生活の中での支援や理解は得られなかったけれど・・。けど、学校の先生にきちんと緘黙症のことを話せたのは良かったと思います。まあ、どれだけ知ろうとしてくれたのかは、疑問符つくけど・・(-_-;)
場面緘黙症と一言で言っても、その子の数だけケースがあるので、具体策は個々それぞれになるんだろうけど、まずは、しっかり場面緘黙症への理解を深めていくことが、親としても大事だし必要なことなんじゃないかなと思います。
つづく・・・・
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