場面緘黙症 高校生の娘のバイト探し

かんもくガール

最近、娘がアルバイトを見つけてきて(2社目)・・・見事に面接で合格!!聞いた私はひっくり返りそうなぐらいびっくりしました!

実は、今回のバイト先が決まる前にもう一社面接に言ってたところがあったのですが、そこは見事に落とされてしまいまして💦

でも、私・・・この初めてのバイト先へ電話をして面接まで漕ぎ着けた・・・この時の娘の話を聞いた時の方が衝撃だったような気がします。

今まで不登校でしかも場面緘黙症で引っ越してからもほとんど引きこもり状態だった娘が・・・ですよ。

あんなに人のことが怖いと言ってた娘。

外へ出るのも億劫で動かなかった娘。

何が原動力だったんだろう・・・・

何が彼女をこんなに動かしたんだろうって・・・

「バイトがしたい」っていうのは高校生になってからずっと言ってて・・多分、私が離婚してから「はたらけど はたらけど 我が暮らし楽にならざり じっと手を見る・・」っていう石川啄木さんの詩の如く・・・働きながらお金もなんとかギリギリ回っているっていう状態をわかってたんだろうし・・・アルバイトをして自分の欲しいものは自分で買ってと話していたのもあるかも知れません💦

何より、娘自身が大好きな推しのライブに行きたかったり、グッズが欲しかったりの気持ちが大きくて強かったんじゃないのかと・・・

やっぱり好きって気持ちの力ってめちゃくちゃ大きいですからね(๑>◡<๑)

にしても・・・初めてバイト先へ連絡つけて面接に行くっと聞いた時の私の衝撃、びっくり度と言ったら・・・(笑)

その後は何とも言えず嬉しいやら心配やらで、まあ、私の心はいろんな感情でいっぱいでした^^;

 

1社目の時です。面接の前、会社から面接日の連絡があったのですが、その日娘はこの会社からの電話に気づかず出られなかったようで、娘自身がもういいやと諦めかけていました。

でも、私はここまで漕ぎ着けたバイトの面接、娘の勇気と挑戦、努力を無駄にしたくなくて・・・

「大丈夫、絶対面接できるから。電話すぐ折り返してかけたらいいよ、まだ間に合うから」と・・会社の営業時間を確認して娘に伝えました。「ここまで頑張ったのにもったいないっ!!」とハッパをかけてみました。

後は娘の気持ちと行動次第・・・どうするかな〜とウダウダしていた娘をしばらく放置。

しばらくして2階から降りてきた娘(いつの間にか2階へ移動していた)・・

「面接決まったっ!!」と一言。

「よっしゃ〜〜っ!!」と心の中でガッツポーズの私(笑)

「よかったやーんっ!!すごいな、電話繋がったんやね」と声をかけると「うん、大丈夫やった」とホッとした様子の娘。

電話できるなんてすごい!!感動でした、ほんと大袈裟ではなくて・・・さらに面接で他人と話ができるなんて・・・

「面接行くから履歴書欲しい・・どうしたらいい?」と言われ、「母が使った残りがあるからあげるよ」と渡し・・・

「書き方教えて・・」と言われ、一緒にそばに着いて教えてあげたり・・・娘と一緒に面接までの準備をしました。

残念ながらこの1回目のバイト先は落ちてしまいましたけど💦

 

けど・・・この後がまだあったなんてその時の私は考えてもなくて。

1社目、落ちてからしばらく、また娘がゴロゴロしてたので、次探すまでにまた時間かかるかなーって、半ば娘のアルバイトを私自身が諦めかけていたのですが・・・

なんと!!それから1ヶ月ほどしたら・・・「バイト決まった!!」と唐突に、娘の一言報告!!

私、またまた衝撃、びっくり度MAXです(笑)「なんて娘なんだ!!」(笑)

あのあともコツコツとスマホでアルバイトを探していたようで・・・。

知らない間に電話して面接も行ってたようです。その後は雇用契約やらオリエンテーションやら受けて・・・いよいよアルバイト開始・・らしいです。現在オリエンテーションまで終了・・この記事公開時にはアルバイトスタートしていると思いますが・・・。

そうそう、最初、バイト先の場所と名前を聞いて調べてみたら・・・なんと徒歩で30分!!娘は自転車買うまで徒歩で行こうと思ってたみたいで。「自転車で行ったら?買ってあげるから」というと「自分で買うからいい!!」と頑固一徹💦

色々な過程があって、結局元夫に買ってもらうことで落ち着いたので・・・

バイト開始までには自転車間に合い、ホッとしました^^;

融通の効かないところがあるのでちょっと心配ではありますが💦これからの社会生活の中で色々経験していってくれたらなって思います。

今回のアルバイト探しの中で娘に率直な疑問をぶつけてみたのですよ。

「電話とか面接とか大丈夫だったの?」と・・「あんなに電話も人に会うのも嫌と言っていたのに」と・・。

そうしたら娘・・「なんか必要に迫られて」・・と。「

今まではしなくても困ってなかったし、大丈夫やったけど、これはやらなあかんってなったから、しないとあかんことやったから」・・・と。

そうか、そうだったのか。それでも、動くのにはかなりの労力がいったはず💧

彼女の決して小さくはない努力や勇気、挑戦を感じました。

不登校で場面緘黙症、引きこもりの娘を抱えて、この先不安しかなかった親の自分の心配をよそに、我が子はちゃんと前に進んでるんだなって思いました。

その時その時で親である自分が思い悩みながらやってきたことは、全てが無駄な時間ではなかったんだなって・・・

我が子(娘と息子)の持つ力を信じて、これからも母として人生の先輩として全力で応援していきたい♡

 

 

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。