不登校でひきこもっているかんもくガールの近況報告
ただ今絶賛不登校中・・・
今日は・・久しぶりに、小学校から絶賛不登校中の娘(中2)の事を書いて見ようかなと思います(*^-^*)
うちの子は小学校3年生の夏休みから学校への行き渋りが始まって・・・
本格的に不登校になったのは小学校5年生の春でした。親として色々と模索しながらもちょっとづつちょっとづつ娘の状態を理解しようと努め、やっと受け入れることが出来るようになってきました。というか、一種の諦め?みたいなものも入っているかと思いますが(笑)
でも、自分でもほんと変わったなと思います。自分が・・です。今までの自分の中の価値観、考え方がひっくり返った感じです。
正直、娘のことがほんとに嫌いになって受け入れられなくなることもありました。なんで自分だけこんなにしんどいの?って落ち込んだり、投げ出したくなったり(いや半分投げ出してたりしたけど)
でも、やっぱり娘の事を見捨てることはできなかった。親としての責任感?なんだろう・・家族だから?いや、まぁ、情か?親子十何年もやってきてるしね。一緒にいると、しんどいことも多いけどまぁ、かわいいとこもあるから(笑)
自分の人生と娘の人生を一緒には考えないようになったから、楽になったのもあるかもです。
娘はかんもくガール
まぁ、そんな娘は不登校で実は緘黙症でもあるんですよね(;^ω^)また、やっかいな障害なんですが。見た目も知能も特に問題ないのですが、自分の安心出来る所や人以外では全くと言っていいほど話せない。声が出ないんです。
でも、頭、心の中ではちゃんとその場所での会話、話も聞いていて自分の中で問答してるような感じみたいなんですけどね。
一般的には社会性がなくて周りに順応できないってなるんですね。
この緘黙症は不安障害になるのですが、まだまだ認知されてないから、理解もされにくい。ちょっと強い人見知り・・みたいにおもわれちゃうとこも大いにあるので、本人はかなりしんどいんじゃないかなって思う。
娘は家では普通にしゃべるし、怒るし笑うし、最近はあんま泣かないけど、喜怒哀楽、家の中ではちゃんと見せてくれるんですよ。けど、一歩外に出ちゃうと緘黙症の症状が出て全く話せなくなっちゃって・・・表情さえもなくなってしまいます。まさに無表情・・・です。
不登校のかんもくガールが見せてくれた成長
そんなかんもくガールな娘ですが、この数年間で随分と変わってきました。不登校になり始めの頃と比べると、家にいる時の表情も全然違う。まず、笑顔が増えました。
はじめの頃は親も子も不安な中で、家の中でも、結構イライラしてたことが多くて怒ってばかりだった私と娘。娘は怒ったり泣いたりの事がとても多かったように思います。けど、小学校6年~中学校に入ってからは表情も随分と柔らかくなり、よく笑うようになりました。
それから、ここ最近、特に夏休みの終わりごろから色々焦りが出てきたみたいで、勉強への意識が高くなってきました。なんか、ハタと気づいたようです。「自分はもう、中学校3年になってしまうんだ」「卒業したらどうしよう」「高校には行きたいな、でも勉強できん・・・」みたいな(-_-;)
とりあえず、わからんなりに家にあるワークを一生懸命しているのですが・・やっぱり分からないことが多すぎて・・・「学校行く!!行かなきゃ!」みたいになってます。
そして、少し気分に波はありますが、家の事もちゃんとするようになりました。
娘の担当は洗濯物、洗って干してたたんでなおす。それだけじゃなくて買い物にもついてきてくれる頼もしさ。人混みが苦手で買い物に行くも同年代の子たちが側にいると避けて通る様に歩いてる。でも、それでも離れたところをウロウロしながら私の側に来る(笑)
ほんとに成長したなって感じます。高校へもどうやったら行けるの?と聞いてくることがあります。学校へ行こうとする気持ちが日に日に強く見えます。
テスト勉強もしていて、この学期末テストを一教科でお受けようと頑張っていて、当日も制服に着替えてはいたのですが・・・登校までには至らずでも、この学期終わりまでに1回は登校しようという感じ。
普通もいいけど、普通じゃなくてもいい
「普通もいいけど、普通じゃなくてもいいよ・・」と娘に伝えられるようになった。思えば、こんな私も中学校時代は「普通ってなんだろう、何のために学校行ってんだろっ」て思いながら悶々としてました。学校に行きたくない日もたくさんありました。「このまま大人になっちゃうのかな」とか、「自分は何のために生きてんの?」とか「勉強して何になるの?」とか・・・考えてたな~っ(-_-;)
多分・・・娘の比ではないけど、自分もしんどかったんだと思う。けど・・私は普通を選んで生きてきた。
この道から外れるのが怖かったのもあるだろうし、そんな勇気もなかったし、普通が楽だったからかもしれない。
でも、今は・・かんもくガールの娘のおかげで、この子の不登校の、緘黙症のおかげで変わってきた。
今までの自分の価値観や世間の一般常識とのズレ、違和感をはっきり感じるようになってきた今日この頃・・・
娘の不登校や緘黙症がなかったら、私たち親子はどんな人生を歩んでたんだろうって・・考えるともう、想像がつかないぐらいだけど・・楽しく笑ってるだろうか、それともつまんない顔してるんだろうか、いや、多分普通に生きてるんだろうけど。
正直、娘が不登校になって、自分の人生終わったって感じたけど
でも、今は確実に今の人生の方が面白いって思えます。
この先、まだまだ色んな壁にぶつかると思うけど、また人生終わってるって思ったりすることが出てくるのかも知れないけど、それでも今はこの今の時間を大事にしながら娘と一緒に進んでいきたいと思います。
とにかく今はそんな思いで一日一日を過ごしています。
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