発達障害の子の子育て、頼る人がいないけど仕事が…公的支援があります!
放課後等デイサービスで働いていて、保護者の方との面談や契約の時に仕事の都合で事業所からの送迎時間に間に合わない(家で迎えられない)と、送り時間を調整してもらえるのかという相談が多くあります。保護者の方もパートやフルタイムで働かれている方がほとんどなので・・
そんな時、ご紹介させていただいてるのが日中一時支援というサービス・・・
このサービスは「障害者総合支援法」に基づく地域生活支援事業に位置付けられていて、各地方自治体が任意で行っている事業です。
障がい者(障がい児)を日常的に世話している保護者や介護者がいない時間帯に、見守りや日中の活動支援、療育などを提供する福祉サービスで
保護者や介護者が休息をとったり、他の用事を済ませるなど負担軽減をはかるレスパイトケアも目的のひとつ。
サービスの対象や範囲については自治体ごとに異なりますが、一般的には以下のような方が対象となります。
・障がい者手帳(身体・療育・精神)か受給者証を交付されていること
・知的障がい(発達障がいを含む)があると診断されている方
また、障がいや発達に特性を持つ子どもが日中一時支援を利用する背景として、以下のようなものが挙げられます。
・放課後等デイサービスが17時で終わるが、家族が帰るまでの1時間だけ預かってほしい
・放課後等デイサービスには小さな子しかいないので、グループ活動に参加できない
・家族の介護で保護者が家を空けることが多く、その間預かってくれる先を探している
など、個々の事情に合わせて利用することができます。
日中一時支援は放課後等デイサービスともよく似ていますが、その目的や利用できる時間帯は異なります。
放課後等デイサービスは児童福祉法のもと、継続的な療育を行っています。
それぞれの障がいの発達に合わせて療育を行い、利用に際して療育手帳の有無は関係ありません。
利用できるのは、放課後から夕方までや夏休みの日中などの学校がやっていない時間帯が中心です。
レスパイトケアという側面もありますが、基本的には療育に重点をおいた施設になります。
一方、日中一時支援は先にもご紹介したように、施設によっては18歳以上の方でも利用することができます。
継続的な療育よりも、世話をしている保護者や介護者の負担軽減としての役割が大きいのも特徴です。
放課後等デイサービスでは継続的な支援を行うために児童発達支援管理責任者が「個別支援計画」を作成し、それに従って継続的な療育を行っています。
日中一時支援でも基本的な生活動作などに対する療育やトレーニングは行われますが、どちらかというと遊びや見守りのほうに重点が置かれています。
細かい基準はあまりなく子どもたちが落ち着いて楽しく過ごせるよう、さまざまな支援を行っています。
つい先日、うちの事業所のご利用者様でご両親で面談に来られた方がいました。その時にお母さんの仕事が決まって、少し遠い場所になるので今の時間で家での出迎えができなくなるので、送迎時間を遅くして欲しいとのご相談もありました。
こちらもルートやスタッフの体制などがあるので都合良い調整ができないこともあります💦
その方には契約時にもお話はさせていただいてたので、再度、日中一時支援のことをお知らせして、事業所を紹介すると「ありがとうございます!事業所さんに連絡してみます」と言われ、後日その事業所へ見学に行ってきますと報告がありました。
日中一時支援にはお母さんたちの就労支援のサービスも含まれます。放課後等デイサービスにも保護者さんのレスパイトケアなどの役割があるのですが、事業所で賄えないところを補ってもらえたり、またその役割の違いもあるので上手く組み合わせて利用してもらえるといいかなと思います。
障害を持つ子の子育ては本当に大変だろうと思います。もちろんそうでない子の子育てだって簡単ではありません。色々な問題や心配事はどんな子を育てていたって出てきます。その時の保護者さんの負担や悩み事も様々です。
これは、実際に障害児通所施設で働いてからとても強く感じた事です
障害と言われる特性がある。そんなこどもさんを抱えながらの子育て。仕事だって簡単に出れなくて・・・💦
自分が思ってる以上に大変なのだと・・・保護者さんたちの話を聞いていて思いました。
色々な悩みや不安を抱えながら日々、目の前の子どもさんの子育てに一生懸命頑張ってらっしゃいます。
そんなお母さん達や子どもさんを丸ごと支援してくれる福祉サービスの重要性を感じています。
どうか、この子達親子とそれを支える場所や人たちが周りにたくさん溢れていきますようにと願いながら、日々自分のできる限りの仕事をしていきたいと思います。
毎日頑張っている人達の力になれたら・・
私でよければ・・・いつでも気軽にご連絡、メッセージくださいね♡
窓口はこちら、LINEにて受け付けております。
この記事へのコメントはありません。