発達が気になる子を理解する・・感覚統合についてのおすすめ本!!
感覚統合・・・なんとなく聞き覚えはあるけど、詳しくは知らなかった。
今の仕事に就いて、研修を受ける機会があった。その時の講師の方が紹介してくれたこの本・・・
読んでみたら、目の前にいる子ども達の不思議で自分がなかなか理解できなかった行動の理由が見えてきて・・・現場での子ども達への関わり方も手探りながら少しづつわかる様に・・この子達にどんな支援が必要なのかが見える様になってきた。
私は子ども達の支援計画を作るのが主な仕事で・・・ここをきちんと理解していないと個々の発達支援計画なんて作れないなってことを実感した。
感覚統合って?〜(一部、太字部分本書から抜粋しています)〜
大体の人が知っていると思うのですが、私たちが日常的に使っていて自分で意識できている「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」という5つの感覚。感覚にはこれ以外にも、ほとんど自覚しないで使っているものがあるのです。
体のバランスを取るときに使う「平衡感覚」、体の動きをコントロールするときに使う「固有感覚」など。「触覚」には、実際に触れて感じる機能の他に無意識に使っている本能的な機能もあります。
この3つの感覚が、実は私たちの日常生活においてとても重要な役割を果たしているといいます。
子どもたちの「気になる行動」・・・姿勢が悪い、落ち着きがない、すぐに手が出る、食べるのに時間がかかる、順番、ルールが守れない、すぐ、ものにぶつかる、手先が不器用、整理整頓が苦手、大きな音を怖がる、ピョンピョン飛ぶ・・・・などの姿をこの感覚統合の視点で見ていくとそれぞれにちゃんと理由があるのがわかってきます。
表面的な行動だけを見て「だらしがない」「努力が足りない」と言うだけでは何も育たないばかりか、子ども自身が成長しようとする機会すらも奪ってしまうことにもなりかねない・・・
大人側から見た子どもたちの困った行動や姿は、この感覚統合のバランスが崩れていることから来ているのがわかります。
この本には意識しにくい3つの感覚(固有感覚、平衡感覚、触覚)をベースに書かれていますが、自分で意識しやすい「視覚」「聴覚」も感覚統合の土台となる感覚で、ここに起因するつまずきは3つの感覚(固有感覚、平衡感覚、触覚)を整えることで改善していくケースがあると書かれています。
各章ごとに
第1章 理論のページ(基礎的な理論について書かれています)
第2章〜第4章 遊びのページ(感覚トレーニングになる遊びを紹介しています)
第2章 感覚統合遊び「学校で、楽しく!」
第3章 感覚統合遊び「外で、元気に!」
第4章 感覚統合遊び「家庭で、毎日!」
付録 触覚防衛反応チェックシート、平衡・固有感覚チェックシート
となっていて、イラスト入りの解説でとてもわかりやすく書かれているので読みやすいですよ😊
私も自分用に1冊購入しました(笑)
私はこの本に今の仕事に就いてから出会いましたが、障害福祉の現場のみならず児童福祉や教育の現場でも絶対に役に立つし、各職場、現場に必ず必要な1冊だなと思いました。
家庭でも我が子の気になる、困ったがある時に、親としてもとても心強い1冊になるんじゃないかな。
現場や家庭での子どもたちの姿をよく理解することから始まる個々への支援・・・ぜひ、お手元に(๑>◡<๑)
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