不登校の姉を持つ弟の「普通の卒業式」

不登校

ももやんです(^^)/

 

息子の卒業式

小中学校の卒業式ラッシュも終わりましたね・・ウチの息子もこの間、無事に小学校を卒業致しました(>_<)

親としては、初参加です

昨年は、不登校の娘の卒業式(詳しくは過去記事の「不登校児の卒業式」をご覧くださいませ)欠席でしたので、式当日の朝、始まる前に私が1人で校長室で受け取ったのです。忘れもしない、雨の降る日でした。

思えば、昨年は6年生の学校行事という行事は、全く参加できず(まぁ、当然のことですが・・・)なので、6年生の学校行事は、息子で初体験したって感じです(;^ω^)中学校の入学式ももちろん、初!!です。今年の卒業式は、昨年とは打って変わってカラリとした真っ青な空・・・とってもいい天気でした。まだ、季節柄、寒さは残っていますが・・・ほんとに気持ちよく晴れていました(^-^)

 

 

え?これが小学校の卒業式?

式が始まり、子ども達入場・・・なんと生演奏なんですよ、音楽が。びっくりしました!卒業式って・・いつの間にこんなに大層なことになっていたの?って・・・

考えてみたら小学校の卒業式なんて自分のしか知らないし。自分たちの時代から比べるとほんとにもぉ・・・金かかってる?みたいなね(笑)

立派なんですよ・・ほんとに立派すぎるっていうか。卒業生の子たちの服装も、男子はほとんど同じようなスーツ姿で・・・女子ははかま姿が多くてきらびやか。

うちの息子はユニクロで買ったシャツにカーディガン、下は正月に旦那が買ってくれたスラックスパンツ、それにちょっとお上品感をプラスしたネクタイに靴下・・。そんなにお金もかけられないし、小学校の卒業式だしなーと思っていつもの雰囲気にちょっとお上品さを足したような感じでコーディネートしてみたんです。みんなそんな感じだろうなーと思ってたから・・

ところがどっこいですよ!!なんですか!みんなスーツって!女子はかまって!大学生かよって思ってしまった(;^ω^)どんだけお金かけんの、小学生から・・・なんかちっちゃい大人みたいでしたよ、みんな。時代が変わったんでしょうかねぇ・・・。

式の翌日・・・ちょうど新聞に「小学校の卒業式にはかまを着るのに賛否両論」みたいな記事が出てて・・思わずじっくり読んでしまった(;^ω^)

ここ数年、着物やスーツなどの式服は今までは大学生とかが多かったのに、業者がターゲットを小学生に絞ってレンタルするようになってきたんですって。TVドラマなんかの影響もあって、子ども達の中にも着物への憧れが大きくなってきているらしいです。

実際、はかま姿で歩いたり、証書授与で壇上に昇り降りするのに結構大変だったりして・・・息子の卒業式でもつまずいてた子、いました。トイレとかもしにくいだろうしねぇ。式の途中で転倒してケガ・・とかが怖いですよね。

見た目はパッと目を引いて綺麗で華やかでいいとは思うんだけど、経済的負担って大きいんじゃないかなぁって親目線で考えてしまいました。

男の子のスーツ姿もしかり・・息子が式が終わって家に帰ってきてから、友達に言われたと・・。

「お前の服、普段着やんけー」・・・。

「なんだと?」「悪いのか?」「スーツじゃないとダメなのか?」そりゃあね、周りがスーツだらけじゃ、いくら上品コーディネートしたってカジュアルにしか見えないから普段着に見えちゃうだろうさ・・卒業した後も着れるようなものをと思って選んだんだけど・・なんかねぇ・・私の感覚がおかしいのか?やっぱ時代が変わったのか・・

式には絶対スーツじゃなきゃダメなの?そんなこと先生なんも言ってなかったぞ!!

だって、スーツ、すぐ着れなくなるじゃん、レンタルしたってその時だけのお金が結構かかるじゃん、だったらいっそのこと、もう制服にして下さい・・・何の為の自由服なんだ(-_-;)と・・決して裕福ではないウチの経済状況ではそう思ってしまう

 

 

校長先生の式辞・・違和感を感じる母

そんなことを思いながらの卒業式でしたが、校長先生の式辞を聞いた私は、これまら、斜めから見た思いを巡らせながら色んな事を頭の中で考えていました(笑)

もう、立派だとか、君たちは素晴らしいとか、みんなの未来はとか、それこそとても立派なことをおっしゃるんですよ。立派な大人に・・・ですよ。小学校で学んだことを生かして・・・。普通なら「あぁ、先生ちょっと大げさだけど子供たちの未来のこと思って話してんだろなーって考えるんだろなって」ふつーならね。親も、子ども大きくなったなーって思いながら見て得るし、聞いてるし。

でも、不登校児を持つ親としては、ひねくれてるかも知れませんが、だから?それがなに?立派な大人って?って思っちゃうんですよ~~~っ!こんな私、ダメダメなんでしょうかぁ・・素直に受け止められないっていうか・・言葉が入らなさすぎて気持ち悪いって感じ。その言葉は、今、ちゃんと学校に行けててきちんと学校生活を送ることのできた子供たちに向けられた言葉なんだよな・・てね。やっぱ、私ひねくれ根性丸出し(笑)

かんもくガールの娘には絶対に響かない言葉・・・かえって傷ついちゃうかも知れないなーって気がしました。

 

 

娘と息子の卒業を通して感じたこと

娘が不登校になってからというもの、学校という場所に近寄りがたくなってしまった私。自分の娘の姿を見ていると、現実と理想のギャップというか・・・そのギャップはまた、今の学校という現実からくるんだけど・・

ん?伝わってるかな・・私の言葉。うまく伝えられてなかったらごめんなさいm(_ _)m

息子は普通に学校生活になじんで無事卒業しました。それは素直に嬉しくて・・(*^-^*)息子の成長を感じた6年間だったと思っています。

息子はたまたま、こっちの道・場所が合ったんだと思う。

娘は合わなくて違う道と場所が必要なんだと思う。

最初で最後の卒業式に出て本当に色んな気持ちを感じました。でも、娘が不登校にならなければ感じられなかった色んな思い・疑問・をたくさんたくさん考えられるようになったことは・・・この小学校生活の中で私自身も成長というか、親として・・んー・・人として?大切な何かを学んだ6年間だったような気がします。

だから、娘にも、息子にもありがとうの気持ちで・・いっぱいではないですが(笑)

ありがとうを伝えたいなと思いました(*^-^*)

でも、まだまだ続くよ人生は・・・

とりあえず、息子よ、卒業おめでとう(^_-)-☆

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